新潟空港と札幌・丘珠空港を結ぶ便について、6月末の就航を目指していたトキエア。
【トキエア 長谷川政樹 社長】
「安全に運航するというところが最終の段階まできていますので」
5月、長谷川政樹社長は就航に向けた進捗状況をこう語っていましたが、6月8日、就航を延期することが発表されました。
3月末に国土交通省から航空運送事業の許可を得たトキエア。これまで実際の機体を使った訓練などを行ってきました。
しかし、国の審査に時間がかかっていることから6月末の就航を断念。就航予定日を8月10日に延期すると発表しました。
国交省で働いた経験のある花角知事は、7日の会見で就航に至る難しさについて話していました。
【花角知事】
「独立した航空会社なので、ものすごく安全審査については厳しいと思う。すでに就航の実績が何十年もあるような大手の航空会社が路線1本増やすのとは随分違うと思う。しっかり対応して乗り越えてもらいたい」
トキエアの長谷川政樹社長は「フライトするに当たっての習熟にもう少し時間が必要。安全運航に向けて一歩一歩進んでいきますので、もう少しお待ちください」とコメント。
一方、新潟商工会議所の福田勝之会頭は「安全の確保が最優先であり、緻密な訓練を積み重ねている過程で見えてきた課題を解決していくために、予定が延びたということで、前向きに受け止めている。予定日に就航できるようきっちりと準備を進めてほしい」とコメントしています。
トキエアは航空券の販売などについて、7月下旬を目処に発表する方針です。最終更新日:Thu, 08 Jun 2023 18:49:58 +0900