【買い物客】
「食べるものは食べなくてはいけないわけでしょ。お金が上がれば自分も厳しくなる」
【買い物客】
「物が上がっているでしょ。がっかりというかショックですよ」
相次ぐ食品の値上げに苦しむ声が聞かれた三条市のスーパー。こちらの店では来月以降、菓子パンが15円ほど、チューブ入りの調味料やカップ麺が20円ほど、海苔は100円ほどの値上げとなります。
【マルセン 太田雅悠専務取締役】
「また今月も値上げか…という形でいやいやながらも行っているのでそこら辺はだいぶ気持ちの部分では慣れが出てきた」
慣れてしまうほど値上げが続く中、この店では、新たな品揃えに手応えを感じています。
【松村道子キャスター】
「こちらのドレッシング460円値段をみると高いのかなと思うが…」
【マルセン 太田雅悠専務取締役】
「460円と高価なドレッシングになるが、今までは大手メーカーと倍以上違ったが、最近では大手メーカーもかなり値段が上がっている中で倍の開きはなくなってきた。手作りのこだわったドレッシングを試してみようというお客も増えている」
自信のある商品の価格をあえて抑えることで、お客の来店につながっている商品もあるといいます。その一つが地元農家がその日の未明に収穫した枝豆。1袋498円です。
【マルセン 太田雅悠専務取締役】
「一般的な価格帯では680~700円くらいは本来であればいただきたい物になっていて。お客様枝豆を求めてこられる方も多くいるので最低限の袋代がいただければいいかなという気持ちでやっている」
一方、この店でいま、3割ほど売り上げを伸ばしているのが、総菜です。新型コロナの取り扱いが5類に移行したことから、ばら売りを再開しました。
【買い物客】
「私はこれがいい、私は1人しかいないからそんなにたくさん買わない」
【マルセン 太田雅悠専務取締役】
「これからもお客にとっていい物をいい値段で提供できるように、ぶれない芯をもって営業することが大事なのではないかと考えている」
お客に通い続けてもらう店作りで値上げの波に抗っています。最終更新日:Thu, 29 Jun 2023 18:50:33 +0900