19日付けで戒告処分となったのは動物園の現場責任者の60代男性職員です。
男性職員は今年1月6日、長岡市悠久山小動物園で飼育していたニワトリ1羽が死んだ際、上司への報告などの適切な手順を踏まず、独断で知り合いからニワトリ1羽を借りて死んだニワトリが入っていたケージの中に搬入。
保健所への個体数の増減報告も適切に行わず、さらに事実の隠蔽を図るため、職場の職員に業務日報等の書き換えさせていたといいます。
長岡市教育委員会によりますと、ニワトリの種類はチャボで、動物園内にあるケージには2羽いて、そのうちの1羽が死んでいたということです。
男性職員はニワトリが死んだ事実を隠蔽した理由について、当時鳥インフルエンザが流行していて、鳥インフルエンザの疑いを持たれたり、万が一鳥インフルエンザだった場合を恐れたためだと話しているといいます。
長岡市の竹内正浩教育部長は「法令を遵守して市民の模範となるべき市職員の不適正な事務処理により、市政への信頼を裏切ったことを心からお詫び申し上げます。今回の事案を重く受け止め、職員が一丸となって信頼回復に向けて綱紀の粛正及び再発防止を徹底してまいります」とコメントしています。最終更新日:Wed, 19 Jul 2023 16:09:50 +0900