7月31日時点で、新潟県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は、1リットル当たり174円を突破。2周連続の値上がりで、170円台の価格が続くのは2022年7月以来だ。
これからお盆休みを迎え、車での遠出の機会も増える中、どのようにすれば燃費の良い運転ができるのか、JAF新潟支部で聞いた。
<1>発進は「ふんわりアクセル」
一番のポイントは“発進”だという。
JAF新潟支部 事業課 廣川尚樹さん:
発進時は多く燃料を使うので、べた踏みで発進するのではなく、ふんわりアクセルを踏む。足の裏全体でじわじわとゆっくり踏むことで、無駄な燃料が抑えられ、車が発進できる。5秒間で時速20キロを目安に発進する、“ふんわりアクセル”を推奨している
ふんわりアクセルを実践してみた。
松村道子キャスター:
普段よりもかなり優しくアクセルを踏み込むことを意識することで、ようやくふんわりとした発進が実現できるといった印象です
燃費を抑えるポイントは運転席以外にも。
JAF新潟支部 事業課 廣川尚樹さん:
例えば、アウトドアで使うような木材や脚立、重たいものが入っているダンボール。こういった不要なものは降ろす。降ろすことによって燃費の向上につながる
<2>タイヤの空気圧を適正に
タイヤの空気圧のチェックも重要だ。
JAF新潟支部 事業課 廣川尚樹さん:
空気圧は運転席のドアを開けたところに表記がある。空気圧を適正にすることによって燃費向上につながる
JAFの走行実験によると、空気圧が適正でない車は適正な車に比べ、燃費が悪くなっていることが分かる。
一方、渋滞を避けることも燃費の向上につながるという。
JAF新潟支部 事業課 廣川尚樹さん:
渋滞ではアクセルを踏んだり、ブレーキを踏んだりと、無駄に燃料を消費してしまうので、なるべく避ける必要がある
廣川さんは「渋滞以外でもアクセルとブレーキを不必要に繰り返さないために、車間距離を十分にとることが重要」と話す。
JAF新潟支部 事業課 廣川尚樹さん:
エコドライブを続けることによって安全運転にもつながる。この夏、快適なドライブを過ごしていただければと思う