終戦から78年を迎えた15日、東京では全国戦没者追悼式が行われました。
天皇陛下は「過去を顧み、深い反省の上に立って、再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願う」と述べられました。
【松村道子キャスター】
「新潟市中央区の護國神社です。非常に厳しい暑さの中、午前中から多くの参拝客が訪れています」
三条市に住む森口勝栄さんは父親を戦争で亡くしました。
【森口勝栄さん】
「私は今79歳。親父が亡くなったとき、私はまだ生まれていないので、(父親の)顔も何も知らない。写真だけ。ウクライナで戦争をやっているので、ぜひ早くやめてもらいたいなと思っている。日本は絶対に戦争に参加しないように毎年お参りしている」
新潟市の本間操さん(83)は戦争中、ジャワ島で病死したおじへの思いを語りました。
【本間操さん】
「(おじは出征前)最後に私と弟をお風呂に入れて、『帰ってくるまで元気で大きくなっていろよ』と言っていた。お骨なんか帰ってこないので、白い小さな砂袋を私が腹ばいになってお墓に入れてやった。そんな思い出しかない」
参拝者の中には…
【親子で参拝】
「(戦争を)知らない世代なので、これ(終戦の日の参拝)はずっと習慣として受け継いでほしいと思って、子どもと一緒に来ている」
戦争を知らない世代が戦争を伝える必要性は、年々高まっています。最終更新日:Tue, 15 Aug 2023 18:40:54 +0900