3日午前5時半前、南魚沼市長崎の民家の敷地内で70代の男性が畑に水をまいていたところ、急に襲ってきた体長約1mのクマと取っ組み合いとなり、顔や腕をひっかれるなどしてケガをしました。
叫び声を聞き駆けつけた男性の妻もクマに引っかかれ、右腕などを負傷。2人は病院に運ばれましたが、命に別条はないということです。
【地元の区長】
「近くで目の当たりにすると、クマが身近に迫っていることを実感する。なるべく一人で出歩かないという対策を取りながら、住民の方々にもお知らせしていきたい」
今年はクマのエサとなるブナの実の凶作が予想されるとして、県が9月1日『クマ出没警戒警報』を発表したばかりでした。
このとき県が注意を呼びかけていたのが…
【県鳥獣害被害対策支援センター 渡部浩 所長】
「山に近い人里においては、クマのエサとなる生ゴミ、それから不要な果樹。特に柿と栗とか。適切に処分をお願いしたい」
【記者リポート】
「男性が襲われた住宅の敷地内には栗の木がなっています。根元を見ますと、栗の実も複数落ちています」
クマはエサがある場所を覚えると繰り返し出没する習性があるため、生ゴミの放置や果樹の収穫忘れなどには注意が必要です。最終更新日:Mon, 04 Sep 2023 18:50:10 +0900