〈衆院選〉新潟“新5区” 与野党現職の一騎打ち 4度目の対決は…新たなエリアで支持拡大に奔走!

区割りが新しくなった新潟県内の衆議院小選挙区。各区の情勢を伝えるシリーズ、今回は新5区です。県の3分の1ほどの面積を占めることになった新5区では、前回と同じ与野党一騎打ちの構図となる見込みで、それぞれが支持拡大に奔走しています。
区割りが新しくなった新潟県内の衆議院小選挙区。各区の情勢を伝えるシリーズ、今回は新5区です。県の3分の1ほどの面積を占めることになった新5区では、前回と同じ与野党一騎打ちの構図となる見込みで、それぞれが支持拡大に奔走しています。

旧6区のエリアに、新たに南魚沼市・魚沼市・湯沢町が加わる新5区。県全体の面積の3割ほどを占める範囲の広い選挙区となりました。

その新たに加わった湯沢町で雨の中、朝の挨拶運動をしていたのが立憲民主党の梅谷守衆議院議員です。

義理の父・筒井信隆元衆院議員の地盤を引き継ぎ、国政に挑戦。当初は知名度不足に苦しみましたが、地道に地域を回り、3度目の挑戦となった前回、自民党の県連会長を務める高鳥修一衆院議員に130票差という僅差で競り勝ち、見事初当選しました。

しかし、今回の区割りの変更により、再び梅谷さんの前に立ちはだかるのが…

【立憲民主党 梅谷守 衆院議員】
「新しく加わった地域における、梅谷守という知名度」

新たに加わった地域では、挨拶回りや地域の人との対話を重視。知名度アップに取り組んでいます。

【立憲民主党 梅谷守 衆院議員】
「まだ降り立ったばかりの新しい地域なので、知らないことが多くある。それをきちんと自分の足で回ることで、徹底して頭にたたき込む。その上で、地元の有権者の方々と関係性が築ければ、初めて地元と呼べるようになると思うので、早く地元と呼ばせていただくために、今は活動をこつこつ積み上げているつもり」

一方、前回小選挙区で敗れた自民党の高鳥修一衆院議員も新たに選挙区に加わった地域を行脚。この日は、南魚沼市のイベント会場で地域の人と積極的に交流を図っていました。

【自民党 高鳥修一 衆院議員】
「地域の皆さんの間に溶け込むこと。政治というのは、学問と違うところがあって、結局人と人との触れあいとか、それから理屈だけではない気持ちのつながりみたいなのは大事だと思っている」

新たに選挙区に加わった地域での支持拡大に奔走する現職の2人。次で4度目の対決となりますが…

【自民党 高鳥修一 衆院議員】
「まったく意識しないということもないけど、私は私なので」

【立憲民主党 梅谷守 衆院議員】
「相手の方がどうこうというよりは、自分との戦いだと思っている」

相手を強く意識しないという両者。ただ、新たに雪の多い南魚沼市・魚沼市・湯沢町が選挙区に加わったことで、現職の国会議員として共通の思いを抱いているようです。

【自民党 高鳥修一 衆院議員】
「豪雪地帯全てが新5区に入った。豪雪地対策が共通の課題としてあると思うので頑張りたい」

【立憲民主党 梅谷守 衆院議員】
「この地域に暮らす上での雪のご負担を軽減する。これが私に課せられた使命の一つ」

また、魚沼産コシヒカリの産地を抱え、夏の猛暑に見舞われた農業への支援にもより一層力を入れる考えです。

【自民党 高鳥修一 衆院議員】
「(衆議院の)農水委員会で私、質問に立つと思うので」

【立憲民主党 梅谷守 衆院議員】
「私も農水委員会。こう見えて、農業を専門にやっていますから」

4度目の対決は、2人とも現職という初めてのケース。今回は、その政策の実行力なども問われることになりそうです。最終更新日:Fri, 13 Oct 2023 19:15:24 +0900