男子の準々決勝…第3シードの北越と県高校総体で北越に敗れ、リベンジを誓う関根学園の対戦。因縁の対決は、フルセットまでもつれる展開となります。
ボールをエース・山内に集め、シード校の意地を見せる北越でしたが、初優勝を目指した北越の戦いは準々決勝で終わりました。
【北越3年 山内拓也 主将】
「このあと、後輩には未来があるし、頑張ってほしい。後輩たちに、この思いが伝わったらいいと思う。みんなは頑張って」
【北越2年 柄澤陽斗 選手】
「県内一のセッターになるしかない」
【北越1年 大場叶夢 選手】
「秋地区、勝ちましょう」
一方、女子の準決勝で敗れた中越。
【中越1年 横山千紗 選手】
「自分も3年生と絶対、春高に行きたかった。もう1試合したかった」
涙を流す1年生セッターを慰めるのは、キャプテンの長井。
【中越3年 長井璃子 主将】
「今までキツい場面でも、大事なときでも、自分を信じてトスを持ってきてくれてありがとうと言った。仲間が信じて私に持ってきてくれて、楽しいバレーボールができてうれしかった」
その中越を破って決勝に進んだのが、連覇を狙う新潟中央。3年連続同じ対戦カードとなった決勝は、長岡商業が第1セット・第2セットともに競り合いを制します。
新潟中央にとっては、あとがなくなった運命の第3セット。
【新潟中央 佐藤淳司 監督】
「ここからがスタート。これから3セットとるということ、3連続でとるということなんだから、さっきまでの戦い方を変えたらダメ。拾えるものをきちっと拾って、詰め返せばチャンスは十二分にある。諦めたらダメだぞ。もう一回やり直そう」
【新潟中央 選手】
「自分たちで、ここからじゃないの」
【新潟中央 佐藤淳司 監督】
「行くんだよ。俺たちは」
3年間の思いをのせて懸命に食らいつきますが、連覇の夢は絶たれてしまいました。
【新潟中央 佐藤淳司 監督】
「お前たちがやってきたこと、一生懸命努力したことは間違いない。3年間、濃かったなというのを噛みしめながら、現実はしっかり受け止めて、必ずこれが生きるときがくるから」
新潟中央と同じく2年連続の春高を目指した男子の上越総合技術。松木監督とエース・松木は親子鷹で臨む最後の大会に。
【上越総合技術 松木知寿 監督】
「何かやらないと変わらない。レシーブしのごう、レシーブとにかく」
チームメイトも松木にボールを集め、粘りますが、2年連続で春高の舞台に立つことは叶いませんでした。
【上越総合技術3年 松木太一 選手】
「一緒に春高に行きたかったが、連れて行けなかったので、大学ではいい結果を残して、また恩返しできるように、もっと大きくなって頑張る」
涙を流していたのは、選手を支え続けてきたマネージャーも。
【上越総合技術マネージャー 渡部美桜さん】
「悔しい。でも、みんなで頑張れたことがよかったと思う」
Q.伝えたいことは?
「大好きです。ありがとうございました」
様々なドラマとともに幕閉じた春高の県予選。優勝した男子の東京学館新潟と女子の長岡商業は、敗れた高校の思いも胸に春高の舞台に臨みます。
【東京学館新潟 高橋快 主将】
「この最高の仲間と春高で戦えることがとてもうれしい。全国制覇目指して頑張ります!応援よろしくお願いします」
【長岡商業 外山杏奈 主将】
「インターハイではベスト16で終わってしまったので、ベスト8以上いけるように、全員バレーで戦っていきたい」
春の高校バレーは来年1月4日に開幕します。最終更新日:Mon, 06 Nov 2023 19:11:04 +0900