【児童】
「白菊は普通の花火とは違い、白い菊の花をイメージした3発打ち上がる白い花火です。真っ白な一輪の花のようにゆっくりと開き、夜空に散っていくのが特徴です」
長岡市の黒条小学校で開かれた平和学習の発表会。その題材となったのは、太平洋戦争末期の1945年8月1日、長岡市で1488人が犠牲となった長岡空襲です。
黒条小学校では、6年生・91人が長岡空襲の記憶を受け継ごうと、これまで戦災資料館で学んだり、空襲体験者から話を聞いたりして、平和の大切さについて学んできました。
この日の発表会では8つの班に分かれて全員が登壇。
【児童】
「子どもたちはお寺などに寝泊まりして、勉強や洗濯・掃除をして生活しました。食べるものは少なく、いつも空腹の状態でした」
太平洋戦争中の生活がどのようなものだったのか、そして慰霊の花火「白菊」に込められた思いなど、学習の成果を発表しました。
【児童】
「自分たちもできることをしっかりして、平和を保てるようにしたい」
【児童】
「自分よりも年下の子とか、知り合いとかに、きょうのことや授業などで調べてきたことを伝えたい」
【児童】
「長岡空襲は、こんなに大変な空襲だったり、色々な大変なことがあったから、それをしちゃダメだということを伝えていきたい」
そして発表会の最後には、児童全員の思いが込められた花火が打ち上げられました。
長岡の夜空に咲く大輪の花に、児童は平和への思いを新たにしていました。最終更新日:Thu, 09 Nov 2023 19:27:38 +0900