新潟・佐渡市の山中で死亡していた老夫婦の死因が判明 夫は病死…妻は転倒による頸椎骨折の疑い

11月25日、新潟県佐渡市の林道で脱輪した軽トラックの近くで車の持ち主の高齢男性が死亡した状態で見つかり、約800m離れた場所で男性の妻の遺体が見つかった事案で、2人の死因が判明しました。
11月25日、新潟県佐渡市の林道で脱輪した軽トラックの近くで車の持ち主の高齢男性が死亡した状態で見つかり、約800m離れた場所で男性の妻の遺体が見つかった事案で、2人の死因が判明しました。

死亡したのは、佐渡市八幡の無職の男性(85)と妻(83)です。

11月25日、佐渡市泉の林道で脱輪した軽トラックが見つかり、この近くで車の所有者の男性が死亡していました。

男性は当初、1人暮らしとみられていましたが、警察が親族から話を聞いたところ、妻と2人暮らしであることがわかりました。

妻は行方不明だったため、警察などは26日朝から捜索を始め、約2時間半後の午前10時45分ごろ、山中で死亡した状態で見つかりました。

2人の死因について、警察は男性が急性心筋虚血の疑い、女性は転倒による頸椎骨折の疑いであると発表しました。

警察は、脱輪したあとに男性が病気を発症し、その後、女性が現場周辺を歩いていたところ斜面で転倒し、頸椎を骨折した可能性があるとみています。また、女性には、低体温症の所見もみられたということです。

2人が山に入った目的はわかっておらず、警察は事故の可能性が高いとみて捜査を続けています。最終更新日:Tue, 05 Dec 2023 17:12:12 +0900