【飛田厚史アナウンサー】
「寺泊港に放置されたボート。まだまだ残っていますが、よく見ると撤去された跡なども確認できます」
長岡市の寺泊港中央ふ頭近くに放置されたボート。
ここは県の管理する緑地で、11月27日時点で約100艘のボートが放置されていました。そして、去年12月には…
【自宅が被害を受けた 山崎廣一さん】
「北朝鮮からミサイルが飛んで来たのかと思った」
放置されたボート5艘が風で飛ばされ、20mほど離れた民家の屋根を直撃するなど市民生活にも影響がでていました。
こうした事故が再び起こる恐れがあるとして、県は11月27日、撤去を求める公告を出していました。
そして、撤去の期限となった12日。緑地にはボートの飛散防止のため県が用意した土のうとネットが残された部分も見られ、一部が撤去された様子もみられます。
【飛田厚史アナウンサー】
「多いときは100艘ほどあったといいますが、今の数はどのくらいになったのか…50、51、52のボートが現在、この県の土地の中に残ったままになりました」
緑地には50艘あまり、砂地に放置されたものと合わせると約60艘のボートが依然残されたままです。ピーク時の100艘と比べ、やや減少はしましたが…
【自宅が被害を受けた 山崎廣一さん】
「報道されてから取りに来た方もいた。いいことだと思う。ただ、持ち主が分からない船がある」
県によりますと、撤去費用は約200万円の見込みですが、これはボートを緑地から保管場所に運び込むための費用。撤去されたボートは半年間保管され、持ち主が名乗り出ない場合はボートの処分のためさらに費用が必要となります。
【飛田厚史アナウンサー】
「現地で2時間ほど取材をしましたが、所有者らしき人の姿は見ることができませんでした」
県による簡易代執行は13日午前9時に始まる予定です。最終更新日:Tue, 12 Dec 2023 19:00:25 +0900