【記者リポート】
「25日午後1時すぎの新潟館ネスパス。営業最終日のきょう、店内は多くの人でにぎわっています」
表参道・新潟館ネスパスは1997年に新潟の情報交流拠点としてオープン。
2006年にリニューアルで新潟の特産品を販売するコーナーや試食ブースなどを設置し、新潟の食のPRも行ってきました。
26年間で約1700万人が訪れたネスパスですが、入居するビルの老朽化に伴い、閉館が決定。25日に営業最終日を迎えました。
【新潟出身・福島在住の女性】
「東京に住んでいた時によく来た。ここにいてほしいなと、新潟の物産館はここ」
【かつて新潟に住んでいた親子】
「(母)最後だと聞いたので、新潟の物が欲しいとこちらに来た」
「(娘)商品を見ているだけで新潟に行った気分になる」
【友達が新潟にいる女性】
「いつも通るので必ず寄る。なくなっちゃうんですか?最終日ってそういう意味なの?じゃあ、ちょっと買ってこなきゃ」
訪れた人たちからはネスパスの閉館を惜しむ声が多く聞かれた一方、従業員たちは感謝の思いで最終日の接客にあたっていました。
【従業員】
「最終日だからということで訪れてくれた人もいてうれしい。表参道だからこその客がたくさんいるので寂しくなるとは思う」
新潟出身ではない従業員は働くうちに新潟の魅力を感じてくれたようです。
【従業員】
「新潟のことを知っていくうちに、本当に良いものがあるんだなと実感した」
訪れる人にも働く人にも新潟の魅力を発信してきたネスパス。
来年5月下旬、銀座にオープン予定の新たなアンテナショップにもその役割が期待されます。
【表参道・新潟館ネスパス 田中真佐彦 館長】
「本当にこの日が来たんだなと。ありがたい。新潟の食というものが本当に魅力あるものなんだなと、最後の最後まで私自身再認識した。今まで表参道でやってきたことを十二分に生かして、そこはやっぱり頑張っていかないと」最終更新日:Mon, 25 Dec 2023 18:35:59 +0900