“外国人材”の獲得へ!国際文化学ぶ留学生が酒蔵見学「グローバルな人材に大きく期待」【新潟】

新潟県内で国際文化などを学ぶ留学生が授業の一環で新潟市の酒蔵を訪れ、日本酒づくりに触れました。一方、見学を受け入れる酒蔵は外国人材の活用などに向け、留学生たちへの期待を寄せています。
新潟県内で国際文化などを学ぶ留学生が授業の一環で新潟市の酒蔵を訪れ、日本酒づくりに触れました。一方、見学を受け入れる酒蔵は外国人材の活用などに向け、留学生たちへの期待を寄せています。

新潟市中央区の「今代司酒造」。11月、酒蔵を訪れたのは新潟大学で国際文化について学ぶアジアなどからの留学生たちです。

これは、大学とジェトロ(日本貿易振興機構)などが協働で行っている授業の一環で、グローバルに事業を展開する企業が留学生などを対象に講義を行ったり、企業見学を受け入れたりしています。

【酒蔵見学】
「酒を造るというのは日本の伝統文化を継承するという意味もあるので、昔の技術を使って酒を造るというのも重要」

酒蔵を見学した学生は日本酒づくりの工程や歴史などを学び、新潟が誇る日本酒文化への理解を深めていました。

県内企業に就職する留学生も多いという新潟大学。この取り組みには県内企業の外国人材の獲得のほか、世界に県内企業の事業を発信する狙いも込められています。

【留学生】
「日本酒がどうやって造られるか、見学によって基礎知識を身につけた。日本酒文化をどうやって世界に発信することができるか(考えたい)」

【留学生】
「輸出事業も考えている。できたらいい」

見学を受け入れた酒蔵も外国人材に向けたアプローチを重要視しています。

【今代司酒造 岡田龍 社長】
「日本酒はこれからどんどん世界に打って出なければいけない中で、グローバルな人材の力には大きく期待している。実際に日本酒業界で働いてみたいと思っていただければ非常にありがたいし、国に帰っても日本酒を広めていただければ」

新潟大学とジェトロは今後も県内企業と協力し、外国人材などの活躍の場を広げていく考えです。最終更新日:Mon, 25 Dec 2023 19:08:40 +0900