「初心」掲げ…新しい挑戦を球団と
12月18日に新潟市中央区で開かれた入団会見に姿を見せた元阪神の高山俊選手。冒頭の挨拶で「初心」という言葉を掲げた。
高山俊 選手:
「初心」という言葉を書かせていただきました。というのも新しい挑戦を球団とともにやっていく立場だと思うので、1からやっていきたいということでこの言葉にしました。来年からよろしくお願いします。
「最初に声をかけてもらった」新潟を新天地に
――色々な選択肢がある中でなぜ新潟を選んだ?
戦力外になってから一番はじめに声をかけてもらいましたし、橋上監督も球団の方も含め、本当にありがたい言葉をいただいた。戦力外になって大変な時に声をかけていただくことは、やっぱりすごく心が救われるというか、気持ちにも火がついた。たくさん悩む時間をいただいたんですが、色々な人と相談して、自分が一番火のつくところでやりたいというのと、(オイシックスは)来年イースタンに参戦するということで、プロの選手と対戦しながら僕の実力をまた上げていって、そういったところに戻れるように、そうしたサポートをしたいということも言っていただいた。来年やる方向性が明確だったのと、そういう気持ちに応えたいということで選ばせてもらった
――自分のどんなところを見せていきたい?
姿勢やプレーはもちろんですけど、新潟の野球少年に、このチームを含め、色々な球団からプロ野球選手が来るので、身近にプロ野球を見ていただいて「野球選手になりたい」という子が一人でも増えればいいと思うし、そのためにも全力でやっている姿勢とかプレーを見せていきたい
新潟の印象は「野球熱が高い」 打撃でアピールを!
――新潟の印象は?
たくさん色んなことは聞きましたけど、野球熱が高いということは聞いた。楽しみにしてくれる地域の方がたくさんいるということは聞いているので、たくさん球場に足を運んでいただいて、応援してよかったとか、応援したいと思われるような選手・チームにしていけたらと思う。寒いとか暑いとか、ご飯が~とかよりはそっちかなと
――NPBでプレーした選手も複数入ってくるが、気持ちは?
自分がやることは変わらないので、そこはあまりないというか、そういう選手たちが若い子たちに伝えていってくれればいいなと思う
――アピールしていきたいところは?
やはり、まずはバッティング。バッティングだけやっていればいいという意味ではないですが、そこの技術を向上していくことが一番ではないかと思う
――新潟で具体的にどんなバッティングを見せていきたい?
少し球場(ハードオフエコスタジアム)を見たんですけど、けっこう広いなという印象。僕は長距離打者ではないので、間を抜いていく、右中間・左中間に抜いていくという打撃が僕本来のバッティング。甲子園も広かったので、そこは阪神時代と変わることなく、新潟でも継続していけたら。新しく色々教えてもらいながら成長していきたい
一番の目標は“NPB復帰”
――明確な来シーズンのビジョンは?具体的な数字目標など
一番はNPBに復帰するということなので、一番は自分がそういうところに戻るというためではあるんですけど、若い選手たちにアドバイスできることもあると思うし、そういった選手がドラフトでプロに入っていくということがこの球団にとっても一番いいことだと思う。彼らとはまだ会っていないし、プレーも見ていないけど、そういった子たちがレベルアップして、野球人としても人間としても、プロを目指すうえではたくさん伝えられることは伝えて、自分のレベルアップにもつなげることが目標。数字ではちょっと難しいですね
――ファンに見せたいプレーは?
たくさんプロ野球選手が新潟に来ることになる。今まで遠かった存在のプロ野球が近くで見られるので、たくさん足を運んでいただきたいですし、一番は新潟の野球少年に「プロ野球選手になりたい」という夢を持ってもらえるように、泥臭くプレーをしていきたい