1月16日、降りしきる雪の中、新潟市西区を歩いていたのは、地域住民の保健指導や健康管理を行う保健師です。
【保健師】
「家屋の傾きによるめまい、吐き気、頭痛を訴える方が多かった。それこそ余震が続くのではとか、この先どうやっていくのかという不安を抱えて眠れないとか、中には涙される方もいた」
西区役所では7日以降、市内から保健師の応援を募り、被害の大きかった坂井輪地区など約3000軒の住宅を保健師が回り、地震後の住民の健康状態などを確認。
今週からは被害の有無にかかわらず、一人暮らしの高齢者世帯を対象に訪問が続けられています。
高齢者:「具合とか、そういうことは全然悪くない」
保健師:「不安で眠れないとか?食欲は?」
高齢者:「それは大丈夫」
【80代男性】
「ありがたいと思う。皆さん、こうやって地域の人がみんな(気にかけてくれる)」
【80代男性】
「かなりの揺れは感じたが、その後、特にストレスを感じるほどの影響はなかった」
地震発生後はめまいや将来の不安などを訴える声が多く聞かれたといいますが、地震から2週間が経ち、今後は気持ちの落ち込みなどによる体調の変化に注意が必要だといいます。
【保健師】
「高齢者の方は、不安だったり食欲とかが減ると虚弱と言って要介護状態になりやすくなるので、そこはしっかり心身の健康を保っていただきたい」
新潟市では少しでも不安や悩みがあれば各地域の健康福祉課に気軽に相談するよう呼びかけています。最終更新日:Tue, 16 Jan 2024 19:05:55 +0900