【記者リポート】
「午前9時半すぎの新潟市中央区。1日夜の火災現場では、実況見分が行われています。はしご車などを使って現場の様子を確認しているのが分かります」
火災発生から一夜明け、新潟市中央区の現場では2日朝、消防と警察が実況見分を行いました。
黒い煙とともに立ち上る炎…その奥には屋根が焼け落ちた建物が複数確認できます。
1日午後5時半前、新潟市中央区花町で「住宅から火が出ている」と近くに住む人などから消防に複数の通報がありました。
【記者リポート】
「午後6時前の新潟市中央区。赤い火の粉が大きく立ち上っているのが見えます。辺り一面、焦げ臭いにおいが立ちこめています」
【近くに住む人】
「いや、もうびっくり。焦げ臭いにおいがして、取るもの取らないで逃げるのが精一杯で」
【近くに住む人】
「近くから爆発音のような音が聞こえた。ポンポンと」
現場では風が強く吹き、あおられる炎と煙に恐怖を感じる人も…
【火災現場の近くにいた人】
「燃え広がっていて、周りの家もどんどん燃え始めていたので怖く感じた。乾燥しているから、なかなか消えないのかなと見ていて思った」
火は約4時間後に消し止められましたが、この火事で火元の住宅に住んでいた50代女性が顔にやけどを負いました。
2日、現場を上空から見てみると、複数の建物の屋根が焼け落ち、骨組みが見えているのが分かります。
現場は萬代橋近くの住宅が密集するエリアで火元の集合住宅を含む4棟が全焼、2棟が半焼となるなど合わせて9棟が焼けました。
警察と消防が出火原因や焼失面積などを詳しく調べています。
また、1日は三条市森町でも住宅一棟が焼ける火事があり、火元の家に住む小林チヨさん(77)と連絡がついていません。
県内では火災が相次いでいて、消防などは改めて火の取り扱いに注意するよう呼びかけています。最終更新日:Fri, 02 Feb 2024 19:49:15 +0900