柏崎市議会で27日、柏崎刈羽原発に関する調査特別委員会が開かれました。
商工会議所の西川正男会頭も出席した委員会では、商工会議所などが2月1日に提出した、柏崎刈羽原発の一日も早い再稼働を求める請願について審査。
委員からは再稼働による地元への経済効果について質問や意見が相次ぎました。
【佐藤正典 委員】
「原子力発電所の稼働により、必ずしも柏崎の経済が活性化したとは言えないとする(調査)結果が浮かび上がっている」
【柏崎商工会議所 西川正男 会頭】
「(再稼働すれば)東京電力ホールディングスの社員の皆様や関連企業の方々、私たち自身の(消費)マインドの向上もあろうかと考えている」
【真貝維義 委員長】
「(原発が稼働していた2005年当時)柏崎の就労人口の10%以上の人が原子力発電所の構内等で働いていた。経済効果がないなんてありえない」
一部の委員からは「県が今年度末まで経済効果の調査を行っており、きょう結論を出すのは拙速だ」との意見も出ましたが、審査の結果、この日採決することでまとまり、請願は賛成多数で採択されました。
請願は3月21日の本会議で採決される予定です。最終更新日:Tue, 27 Feb 2024 19:38:41 +0900