3月17日、佐渡市で開幕した「はんが甲子園」。
全国から予選を勝ち抜いた14の高校が集結、3日間で佐渡を題材にした版画を3人で作り上げ、制作技術などを競います。
開会式が終わると、参加者はさっそく取材へ。
「発見!佐渡」がテーマの今回、版画で佐渡の新たな魅力を表現するため、訪れた先の景色を写真に収めていました。
【大会実行委員会 濱野浩 事務局長】
「普通通りに見ているものを、こういう切り口があるのかという、僕らも新たな佐渡の発見につながる」
高校生の発想に期待が高まる中、題材を決め構成も考えたら、彫刻刀を使って真剣な表情で彫り進めていきます。
一方、今年は能登半島地震の影響を受ける大会に。会場である相川体育館は一部照明が使えなくなったほか、2階は雨漏りも…
作品に使用する越前和紙も地震の影響で福井県内での製作が遅れたといいます。
【福井県から参加の生徒】
「行く前はちょっと不安とかあったけど、やっていると夢中になって、楽しいでいっぱい」
迎えた最終日。
【生徒】
「ちょっと間に合うか不安」
残り時間も少なくなる中、最終調整を行い、3日かけた生徒たちの力作が出揃いました。結果は…
「今年度の優勝は新潟県立佐渡中等教育学校。おめでとうございます」
佐渡市のトキや能、干支の辰などを力強く描いた佐渡中等教育学校が優勝しました。
【佐渡中等教育学校の生徒】
「まさか取れると思っていなくて、まだ夢を見ていると思っている」最終更新日:Thu, 21 Mar 2024 19:14:21 +0900