「暇な時間もったいない」“タイパ”を重視する若者たち…その実態・理由は!?「動画は倍速」「スケジュールはカツカツ」
かけた時間に対しての満足度を高めるため、タイパの良さを求めているという若い世代。街で実態を聞いてみると…
「YouTubeは2倍速で見ている。文字(字幕)が流れてくるのが遅いから。早く内容を知って、次の動画が見たい」
「YouTubeを見ながらゲームをして、音楽を聴いて、3つぐらい(同時に)やる時がある」
「スケジュールをカツカツにする。これから友達とカラオケに行って、その後、ご飯に行くが、全部予約したり時間は全部決めている。暇な時間がもったいないというか、生き急いでいる感はある」
一体なぜ、若い世代はこれだけタイパを意識するのか聞くと、「SNSで色々な新しい情報が飛び交っていて、とにかくいっぱい情報を見たい」との意見が。
若者たちはインターネットの情報量の多さに適応しようとしているようだ。
“文具”もタイパ意識! 様々な商品が
一方で勉強にもタイパの良さを求めるようで、近年「タイパ文具」なるものが増えているという。一体どんな文具なのか…
先が太いペンと細いペンに分かれているペンは、くるっとペンを傾けるだけで2つの太さを使い分けることができる。
ペンを持ち替える手間がなく、時間を短縮できるのだ!
蔦屋書店新潟万代の米澤耕平店長は「タイムパフォーマンスを意識した商品を各メーカーさんが発売されていて、売上的にも好調に推移している」と話した。
ペンを立てることができ、机が整理されることで筆記用具を探す手間が省けるペンケースや、芯が自動で出てノックが不要なシャープペンシルなど…様々なタイパ文具が展開されている。
こうしたタイパ文具は1分1秒も惜しい受験生に人気なのだとか。
実際に若い世代にタイパ文具を使ってもらうと…「あ~!こういうこと!確かにタイパではあるね」「ノートとかとる時にいちいちノックするのが面倒くさいからいいなと思う」
常に大量の情報に触れられる若者たちにとって、タイパの良さを考える生活スタイルは今後当たり前になっていくのかもしれない。