【飛田厚史アナウンサー】
「聖籠町でタイヤ撤去作業が始まりました。土手の死角に150本ほどのタイヤが散乱しています」
聖籠町の茂みに積み上がるのは何者かが不法に捨てたとみられるタイヤ。
去年4月、近隣の住民から「自宅近くにタイヤが捨てられている」と町に相談が寄せられ、町や県は不法投棄した人物の特定を進めたものの、結局手がかりを得ることはできず…
1年以上が経った9日、撤去作業に踏み切りました。
この日は職員などが15人態勢で作業にあたり、30分ほどで133本の廃タイヤを処分しました。
【県 環境課 石野雄二 課長】
「非常に悔しい。行為者に撤去させたいというのが我々の本音。悪い奴に片付けてもらいたいと常に思う」
職員も思わず漏らす本音…処分費用の5万円も県や町などで負担するということです。
さらに、こうした不法投棄はこのほかにもありました。
【近くに住む人】
「土手にうちの敷地ギリギリにタイヤが捨ててある。すごく嫌」
実際に見てみると…
【飛田厚史アナウンサー】
「確かにタイヤが捨ててあります。この時期は草も茂っていて、死角も多いです」
県によりますと、こうした幹線道路近くの雑木林などで不法投棄が多く見られるということです。
県と聖篭町は深夜も含めて、こうした場所のパトロールを実施しているほか、産廃業者などにも呼びかけを行い、不法投棄を防ごうと取り組んでいます。
【県 環境課 石野雄二 課長】
「片付けるためにたくさんの方が苦労されているんだと知っていただく、環境を守っていくことにもう少し皆さん、意識を向けていただきたい」
県などはまた、不法投棄の防止に向け、防犯カメラの増設を検討していくということです。最終更新日:Thu, 09 May 2024 18:52:02 +0900