「署の備品で…」ダミーオービス制作!
新潟県糸魚川市の小学校の近くに設置されていたのは、スピード違反を取り締まるときに使用する可搬式のオービスではなく…ダミーのオービスだ。
糸魚川警察署の宮﨑浩輔巡査長が不用品など組み合わせて一日で制作したという。
「素材は署にある備品の厚紙とブックスタンドのようなものをかけ合わせて作った。0円素材で作った」
一体、なぜダミーを作ったのか、その理由を柳昭平交通課長に聞くと、「本物のオービスは2機あって県内で運用しているが、県内各所で運用するので運用回数が限られてくる」と話す。
このため、少しでもスピード違反対策につながればとダミーを設置することに!
実際に効果も!ダミー活用し事故減へ
宮﨑巡査長自ら「100点の出来栄え」だという自信作のダミーオービス。5月に検証を行ったところ、実際に車のスピード低下などの効果が確認できたという。
柳課長は「可搬式装置と私たちが作ったダミーを併用して生活道路・通学路で効果的に運用することによって事故を減らしていきたい」と意気込んでいた。