北陸地方に停滞した梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で大気の状態が非常に不安定となっている県内。
午後4時までの24時間に降った雨の量が新発田市赤谷103ミリ、阿賀町津川で101．5ミリに達するなど、激しい雨の降った地点もありました。
雨雲レーダーを見てみると、下越と佐渡を中心に午前中から活発な雨雲が流れ続けているのがわかります。
【記者リポート】
「新発田市、先ほどまで雨は上がっていたのですが、再び強い雨が降ってきました」
この雨の影響で土砂災害の危険度が高まったとして、新発田市と新潟市・阿賀町には一時、土砂災害警戒情報が発表されました。
これに伴い、新発田市と新潟市北区の一部に発令された避難指示。新発田市の東小学校には一時7人が身を寄せていました。
【避難する人】
「山の斜面のところに住んでいる。いつでも土砂崩れということも考えられるし」
【避難する人】
「家も心配だけど、早めに雨がやんでもらえると助かる」
土砂災害警戒情報と避難指示はいずれも解除されていますが、9日午後6時までの24時間に予想される雨の量は下越で150ミリなどとなっています。
新潟地方気象台は9日夜遅くにかけて土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水や河川の増水・氾濫に警戒するよう呼びかけています。
また、この大雨の影響でJRの在来線は磐越西線の馬下駅～野沢駅で運転を見合わせているほか、越後線や信越線・弥彦線などで運休や遅れが発生しています。最終更新日:Mon, 08 Jul 2024 18:45:30 +0900
