季節も徐々に進み、早くも実りの秋を迎えています。新潟市では「不老長寿の果物」とも言われるイチジクの出荷がピークを迎えました。今年の出来はどうでしょうか?
新潟市西蒲区のJA新潟かがやきの集荷場で次々と箱詰めされていくのは、県産イチジクの約7割をしめるブランドイチジク「越の雫」です。
今年は去年のような猛暑に見舞われることはなく、雨もほどよく降ったほか、例年4月に注意が必要となる霜の被害もなく…
【JA新潟かがやき いちじく部会 鈴木哲也 部会長】
「ちゃんとした枝が出てこないというようなことがあるが、そういった被害が今年はほぼないという中で順調に育ってきている」
去年と比べ、生育は2週間ほど早く、出荷量も去年より1割多い220トンを予定しています。
そんなイチジクは集荷期間が3カ月と、果物としては比較的長く販売されますが、その実り方にも変わった特徴があるといいます。
【高濱優生乃アナウンサー】
「いま出荷されているイチジクは木の下部分に実っているもの。これから10月~11月と時期が進むにつれて熟す実が上に上がっていきます。そして味にも違いがあり、下の部分はみずみずしく、上に行くにつれて締まった実が楽しめるということです」
食物繊維など栄養素を豊富に含むことから不老長寿の果物とも言われるイチジク。選び方のおすすめは色が全体に濃くついていて、皮に艶があるものだということです。
関係者も太鼓判を押すその味は…
【高濱優生乃アナウンサー】
「ほのかな酸味がきいた上品な甘さがおいしい。つぶつぶとした食感が噛むたびに弾けて、甘みが口の中でずっと続いていきます。たまらないですね」
また、家庭でのおすすめの食べ方も聞きました。
【JA新潟かがやき いちじく部会 鈴木哲也 部会長】
「一番おすすめは生で食べる。ただ、最近はお菓子や肉料理にもイチジクを使うと。そういったものも本当においしくいただけると思っている」
越の雫は11月中旬まで出荷が続く予定です。
最終更新日:Thu, 05 Sep 2024 18:42:47 +0900