新米の出荷が始まり、スーパーなどの店頭には徐々に今年産のコメが並び始めています。価格は例年の1.5倍などと高騰していますが、消費者からは「コメがある安心には代えられない」という声が聞かれました。
■店頭に“新米”並ぶ!売れ行きは15倍に
「新米入荷しました!これからどんどん出てきますのでご安心ください!」9月4日、新潟県三条市のスーパーが投稿したSNS。
新米160袋を店頭に並べましたが…
【スーパーマルセン 太田雅悠 専務取締役】
「すべて即日完売ということでなくなってしまった」
5日も100袋が午前のうちに完売!例年は一日に10袋ほどの売れ行きだったコシイブキの新米…
【スーパーマルセン 太田雅悠 専務取締役】
「15倍くらいの勢いで売れているので、正直驚いている」
6日は今ある在庫のすべて、10袋を店頭に。開店を待つ人の姿もありました。
【お客】
「(目当ては)やっぱりみんな分かると思うけどコメ。何でこうなるんだろうと。もともと農家なので不思議」
こう話していた買い物客も1袋を購入することができました。その後も、コメ売り場には次々と客が訪れ…
【松村道子キャスター】
「開店から15分、店頭に並べたコシイブキ10袋すべてが売り切れました」
【お客】
「もう最高。パンや麺もいいが、やっぱりご飯。(コメが)なくなった途端、胸騒ぎがして」
【お客】
「男の子とか子どもがいる。家族が多く、すぐなくなってしまうので、もうちょっと欲しいところだけど」
■例年の約1.5倍…価格高騰も「背に腹は代えられない」
一方、コシイブキの新米の販売価格は例年の約1.5倍に高騰しています。
【お客】
「やはりちょっと高い」
【お客】
「世の流れに逆らうことはできない。この(価格)ラインなのかなという感じ」
【お客】
「背に腹は代えられない。価格は高くても、コメがない不安から開放された」
お客からは安堵の表情も見られました。
こちらの店ではコメの品薄状態は来週以降、改善されてくるとみています。
【スーパーマルセン 太田雅悠 専務取締役】
「9月9日からコシイブキ以外にも、一袋2000円台のコメも出ると言われている。新米のコシヒカリが出るころ、14日をめどに、この品薄状態が大きく解消すると予想している」