病院経営ともに“赤字”の新潟県・JA県厚生連…“医療”守るため組織越え連携 改革方針など共有「持続的な医療提供への第一歩」

持続可能な医療体制の構築へ…ともに赤字経営に陥り、厳しい財政状況にある新潟県立病院とJA新潟厚生連病院のトップが9月19日、それぞれの改革方針や今後の連携について協議しました。

持続可能な医療体制の構築へ…ともに赤字経営に陥り、厳しい財政状況にある新潟県立病院とJA新潟厚生連病院のトップが9月19日、それぞれの改革方針や今後の連携について協議しました。

県内に多くの拠点を持つ県立病院とJA新潟厚生連病院はともに地域医療を支える存在である一方、患者数の減少などにより赤字経営に陥っています。

厳しい財政状況が続く中、県内の医療体制を守るため組織を越えて連携しようと、県とJA新潟厚生連が19日、県庁でそれぞれの改革の方向性などを共有しました。

また、効率的に連携していく上での課題として、患者の対応方法など病院ごとに文化の違いがあることやマネジメント力のある人材を育成する必要があることなどが挙げられました。

【県福祉保健部 中村洋心 部長】
「(将来像を)単独で考えていてしまっては、全体のバランスを合わせることができないので、持続的に医療を提供するための第一歩とできればなと思っている」

県とJA新潟厚生連は今後、具体的な連携方法などを協議していく方針です。

最終更新日:Fri, 20 Sep 2024 18:45:01 +0900