温泉ソムななみんこと、NGT48大塚七海が、新潟の温泉の魅力を紹介する「ガタの湯」。今回は、新潟県魚沼市にある「寿和(すわ)温泉」を訪れました。
新潟市から車で約1時間半。山々に囲まれた自然豊かな場所に、ひっそりと佇む温泉です。
MBA取得のベトナム人館長が営む温泉
寿和温泉の館長を務めるのは、ベトナム出身のシンさん。なんと、日本でMBAを取得したのち、この温泉の経営を任されたのだとか。
「10年前の2014年に交換留学生として新潟市内の学校に入りました。約2年前に事業創造大学院大学というところに通っていた時に、市内の介護施設でアルバイトをしていたんです。そこの当時の理事長から、寿和温泉のお仕事を紹介していただいたのがきっかけですね」
シンさんの経歴は、日本での留学生活から始まり、MBAの取得、そして温泉の館長へと、興味深い展開を見せています。事業創造大学院大学でのMBA取得は、シンさんにとって大きな転機だったようです。
MBAプログラムでは、経営戦略、マーケティング、財務管理など、ビジネスの様々な側面を学びます。シンさんは、これらの知識を温泉の経営にどのように活かしているのでしょうか。例えば、海外からの観光客誘致や、地域資源を活用した新しいサービスの開発など、ユニークな視点での経営が期待できそうです。
また、介護施設でのアルバイト経験は、おもてなしの心や日本のサービス業への理解を深める機会になったのではないでしょうか。この経験が、温泉の運営にも活かされているに違いありません。
シンさんの流ちょうな日本語に驚きつつ、お話を伺いました。ベトナムと日本の懸け橋となって、寿和温泉を盛り上げていきたいという熱い思いが伝わってきます。
美肌の湯と名高い塩化物泉
寿和温泉のお湯は、無色透明のサラサラ系。泉質は塩化物泉で、温泉分析表によると、塩分がお肌に残ることで保温効果や乾燥肌の改善が期待できるのだとか。
温泉ソムリエによる温泉豆知識も披露。
「温泉から上がってもずっと体がポカポカしているような、そんな温泉」
温泉マニアの間では、美肌の湯としても知られているそうです。
そんな寿和温泉の目玉ともいえるのが、露天風呂。
山々に囲まれた絶景を眺めながら、ゆっくりと温泉を堪能できます。セミの鳴き声も心地よく、大自然の中に身を委ねているような気分に。
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ベトナム語で「また会いましょう」
最後に、シンさんに今後の展望を伺いました。
「この寿和温泉に来ていただいているお客さん全員が、いつ来ても楽しくそして癒される。そして時々のイベントなどの開催で、季節感を感じられるような体験を提供していきたいですね」
帰り際、せっかくなのでベトナム語で「また会いましょう」と言ってもらうことに。シンさんによると、正しくは「ヘンガップライ(Hen gap lai)」というのだそう。
魚沼の大自然に抱かれた寿和温泉。日本とベトナムの文化が融合した、ユニークな温泉でした。みなさんも、ぜひ訪れてみてください。
それでは、ヘンガップライ!