運休続く“米坂線” 復旧の見通し立たず…沿線自治体が国へ“支援拡充”要望「地元の熱意強く感じた」

おととし、新潟県北部を襲った豪雨により被災し、現在も一部区間の運休が続くJR米坂線。いまだ復旧の見通しが立たない中、沿線の自治体などは11月11日、早期復旧に向けて国の支援拡充などを求める要望署を提出しました。

おととし、新潟県北部を襲った豪雨により被災し、現在も一部区間の運休が続くJR米坂線。いまだ復旧の見通しが立たない中、沿線の自治体などは11月11日、早期復旧に向けて国の支援拡充などを求める要望署を提出しました。

11日、北陸信越運輸局の佐橋真人局長にJR米坂線の早期復旧を求める要望書を手渡したのは、沿線自治体などからなる団体です。

JR米坂線をめぐっては、おととし8月の記録的な大雨の影響で一部区間での運休が続き、現在は代行バスを運行。

JR東日本は復旧費を約86億円と試算し、復旧後について「JR単体での運営は難しい」との見解を示しています。

いまだ復旧の見通しが立たない中、11日は地元住民約2000筆の署名とともに「JRの路線として」の復旧を求め、国に財政支援を求めました。

【米坂線整備促進期成同盟会 仁科洋一 会長】
「JRさんにだけやってくださいというのは当然無理だと思う。そうかといって、財政の弱い沿線のところ(自治体)がそれをカバーできるかというとできない。となれば、やはり国の力だと思う」

【北陸信越運輸局 佐橋真人 局長】
「地元の熱意というものを非常に強く感じた。法律の制度、こちらの運用状況などを見つつ、必要に応じて検討していく、見直しを検討していくということになる」

団体はJR東日本にも要望書を提出しています。

最終更新日:Mon, 11 Nov 2024 18:47:19 +0900