新潟県見附市の小学校で12月12日、児童が飼育してきたアルパカの卒業式が行われました。児童は3カ月間ともに過ごした仲間とのお別れを惜しみながら再会を誓っていました。
【記者リポート】
「体育館には写真がずらりと飾られています。きょうこちらの小学校では3カ月間ともに過ごした仲間の卒業式が行われます」
12月12日見附市の葛巻小学校で行われた卒業式。巣立って行くのは児童…ではなく、メスのアルパカ「おりひめ」と「ちえみ」の2頭です。
葛巻小学校では、児童に命の大切さを学び、仲間と協力して世話をする楽しさを感じてもらおうと、毎年、長岡市山古志地区からアルパカを受け入れ飼育しています。
今年9月から約3カ月間、1年生の児童と過ごしてきた「おりひめ」と「ちえみ」ですが、雪の時期を前に牧場へ戻ることに…
【児童】
「ちえみが走ると転んだりするけど、ちえみがかわいいからお散歩が楽しいよ」
お別れの日の12日は、2頭のアルパカに手作りの王冠やメダルが贈られたほか、児童たちが歌詞を考えたオリジナルソングのプレゼントも。
【児童たちのオリジナルソング】
「♪仲良く散歩、気づくとダッシュ」
【葛巻小学校 白井敦 校長】
「最後のお楽しみ、ちえみとおりひめといっぱい仲良くして、そして、気持ちよく葛巻小学校から送り出してあげてください」
エサをあげながら最後のふれあいを楽しんだ児童たち。そして、迎えたお別れのとき…
【児童】
「バイバイ、ありがとう」
「おりひめ」と「ちえみ」が車に乗せられると、寂しさがこみ上げます。
【児童】
「めっちゃ悲しかった。ちょっと寂しい」
【児童】
「3カ月育ててきたから、離れないでほしいと思った」
【児童】
「また会いたい」
児童たちはともに過ごした時間を思い、別れを惜しみながらも互いに成長し、再会することを誓いました。
最終更新日:Thu, 12 Dec 2024 18:38:51 +0900