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全国に誇りたい新潟のグルメ。寒い冬にぴったりな出雲崎町の郷土料理『たら汁』を先代から受け継いだレシピで提供する食堂を紹介します。
出雲崎町の国道116号沿いにある御食事処『大海』。
ここで、期間限定で提供されているのが〈たら汁定食900円〉。地域の郷土料理・たら汁の定食です。
一人用の鉄鍋に盛り付けられていて、中には実の大きなタラが。
【大海 岡田めぐみ店長】
「多い方だと、たら汁定食を食べて、単品で汁だけを2回。3つ食べる方もいらっしゃるくらい」
食堂の名物の一つになっていて、この日も多くの客が注文していました。
【お客】
「(Q.どちらから?)燕市。やっぱ格別」
地元以外からも目当ての客がやってくるたら汁。
先代の岡田きみ子さんが24年前に店をオープンさせてから、現在の店長のめぐみさんが味を受け継いでいます。
【大海 岡田めぐみ店長】
「母は、あまり色々食材を加えるより、タラの味一本でやりたいという思いがあったようなので、それを受け継いでやっている」
こだわっているのは、タラの調理。
【大海 岡田めぐみ店長】
「ゆっくり弱火で2時間くらいは火を入れる。あんまりぐつぐつ煮ると、煮崩れしてしまうので」
身が崩れないように気を遣いながらゆでて、臭みをとったら一度冷まします。
【大海 岡田めぐみ店長】
「どうしても味をつけている段階で煮崩れしてしまうので、1回冷まして身を締める工程は必ずしている」
味付けは料理酒に味噌とシンプル。素材の味を引き出しつつ、ご飯に合うように濃いめの味付けにしているといいます。
【大海 岡田めぐみ店長】
「抜群。おいしい」
最後に刻みネギを加えて、たら汁の完成です。
【齋藤正昂アナウンサー】
「魚特有の臭みを感じませんし、身がギュッと締まっていて、タラのおいしさを存分に楽しめます。味噌だけではなく、タラのダシもしっかり汁にしみこんでいるのですが、さらにネギの香りが加わることで、良いアクセントになっています」
岡田店長は先代から受け継いだこの味を、次世代にも継承したいと話します。
【大海 岡田めぐみ店長】
「出雲崎のたら汁をぜひ寒い時期に食べて、体から温まってもらいたい」
たら汁は3月中まで提供していますが、タラのとれ具合によっては終了を前倒す場合もあるので、気になる方は早めの来店をオススメします。
最終更新日:Thu, 06 Feb 2025 19:21:24 +0900