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新潟市の旧新潟三越跡地周辺の再開発事業について、準備組合が中原八一市長に事業の進捗の遅れを報告。
市は今年度予定していた7億円あまりの補助金を全額カットすることを決めました。
12日、新潟市の中原八一市長を訪ねたのは、旧新潟三越跡地の再開発事業を進める準備組合です。
準備組合は、地上150メートルの高層タワーの建設を計画していて、今年度中に実施設計を行い建物の解体を始め、再来年度の工事着手を目指していました。
しかし…
【東京建物 プロジェクト開発部事業推進グループ 平原康成プロジェクトリーダー】
「年度内の補助の対象となる実施設計などの業務に着手できる見込みがなくなっております」
組合が業者にヒアリングしたところ、建設業界における需給のひっ迫や人手不足などから、当初のスケジュールで施工できる業者が見つからず事業計画に遅れが生じていて、12日はその進捗について市長に報告しました。
【新潟市 中原八一市長】
「スケジュールの遅れは非常に残念」
市は今年度の予算で、組合に対し7億3350万円の補助金を計上していましたが…
【新潟市 まちづくり推進課 高島康憲 課長】
「執行のめどがないというところから、今回の議会に対して全額減額するという方向でお諮りしようとしているところです」
補助金の全額カットを決定。
来年度の補助に関しては、現在検討しているということです。
【東京建物 プロジェクト開発部事業推進グループ 平原康成 プロジェクトリーダー】
「新潟市の賑わいにとって重要なプロジェクトだと私ども感じて、予定通り進んでいないのは悔しい。実現性を高めた案で進めるような動きをしていくということに尽きる。」
Q.この事業から手を引く 撤退する可能性は
「それはございません」
組合は、着工時期を限定せずに、施工できる業者がいないかヒアリングを行っていますが、その先行きは見通せない状況が続いています。
最終更新日:Wed, 12 Feb 2025 19:26:44 +0900