“この冬一番の寒気”再び…17日夜から山沿い中心に“大雪”のおそれ 「不要不急の外出控えて」前回は交通網麻痺で帰宅難民も

再び大雪となる予想です。2月4日から新潟県内に大雪をもたらした、“この冬一番の寒気”と同じ程度の寒気が1週間程度、居座る見込みで、17日夜からは山沿いを中心に大雪となるおそれがあります。国や県などは、最新の情報を確認しながら、大雪となった場合には不要不急の外出を避けるよう呼びかけています。

再び大雪となる予想です。2月4日から新潟県内に大雪をもたらした、“この冬一番の寒気”と同じ程度の寒気が1週間程度、居座る見込みで、17日夜からは山沿いを中心に大雪となるおそれがあります。国や県などは、最新の情報を確認しながら、大雪となった場合には不要不急の外出を避けるよう呼びかけています。

■1週間程度“寒気”居座る…再び大雪のおそれ

妙高市

真っ赤な舌を出した今年の干支・ヘビなど巨大な雪像が並ぶのは、2月15日から2日間開催されていた十日町雪まつりの会場。

15日は青空の下、雪と触れ合うアクティビティを楽しむ人の姿が見られました。

去年は少雪の影響で規模を縮小しての開催となりましたが、4日からの大雪などもあり、今年は十分な量の雪が確保されていました。

【訪れた人】
「雪がいっぱいで楽しい」

【訪れた人】
「去年は雪がなかったけど今年は雪もいっぱいで楽しい」

ただ、17日夜からは再び大雪となる恐れがあり、喜んでばかりもいられません。

17日夜からは4日に県内に大雪をもたらしたこの冬一番の寒気と同じ程度の寒気が流れ込む見込みです。

【新潟地方気象台 塩野勉 主任予報官】
「今回、寒気の入る期間も長く、降り続く大雪というところに注意が必要」

1週間程度は寒気が居座り、山沿いを中心に積雪が増加する恐れがあるとして、県は17日、新潟地方気象台などとともに会見を開き、注意を呼びかけました。

こうした中、すでに朝から雪が降っていたのは妙高市です。

【妙高市民】
「降ってもいいように万全の処理をしてある。今回、降っても大丈夫かなと思っている」

これまでに降った分の除雪を済ませ、大雪に備えているという女性。ただ、午後になるとその降り方はさらに強さを増していきます。

【リポート】
「午後1時になり、かなり吹雪いてきました。かなり見通しが悪くなっています」

【妙高市民】
「雪下ろしも、またしなければいけないかなと思うと結構大変。できれば、もうこれ以上は勘弁してもらいたい」

■積雪急増した場合…“表層雪崩”に注意!

十日町市で雪崩発生

そして、積雪の増加で注意が必要となるのが雪崩です。

【リポート】
「大きな幅で雪崩が発生しています」

十日町市倉下の国道353号で15日夜に発生しているのが確認された雪崩。

これは気温が上がり、雪どけが進んだことによる全層雪崩と見られていますが、今後、積雪が増加した場合に注意が必要となるのが“表層雪崩”です。

これまでに積もった雪の上に新雪が積もることで新雪部分のみが一気に滑り落ちる雪崩で、積雪が急増した場合には、この表層雪崩への注意が必要に。

18日午後6時までの24時間に降る雪の量は上・中越の山沿いで最大70cm、中越の平地で最大30cmと予想されています。

■前回は“帰宅難民”も…「不要不急の外出控えて」

大雪で交通網麻痺(新潟駅・7日)

【北陸地方整備局 徳橋良幸 道路情報管理官】
「最新の気象情報等を見ていただき、雪が降り、道路状況が良くないというときには出控えをしていただきたい」

7日、新潟市に顕著な大雪に関する気象情報が出された際には、電車・高速道路も含め交通網が麻痺し、帰宅難民が発生。

国交省は大雪時の不要不急の外出の自粛とともに、外出していた場合には気象や交通の最新情報をよく確認し、早めに帰宅するよう呼びかけています。

JR東日本はすでに18日、上越線と只見線の一部区間で終日運転を見合わせると発表しているほか、大雪となった場合にはNEXCO東日本などが除雪のために高速や国道で通行止めを実施する可能性もあるとしています。

最終更新日:Mon, 17 Feb 2025 18:53:47 +0900