
東日本大震災から3月11日で14年です。新潟県阿賀野市の小学校では10日、津波について学ぶ授業が行われました。児童たちは津波に対し恐怖を感じながらも、いざという時の行動について真剣に考えていました。
【松村道子キャスター】
「阿賀野市の神山小学校では年に3度、防災学習を行っています。今年度最後の授業は3月11日を前にした開催です」
東日本大震災から3月11日で14年。
阿賀野市の神山小学校では、児童が生まれる前の震災について学ぶため、阿賀野市の職員を講師に迎えた特別授業を開催。全校児童約70人が参加しました。
【阿賀野市危機管理課 宮島剛志 主事】
「震度7の地震だと、大人でも立っていられないほどの大きな揺れと言われている。それが3分も続くとなると、すごく恐ろしい」
授業では、東日本大震災の概要や津波が起きる仕組みについて解説されたほか、東北地方を津波が襲う映像も紹介。
子どもたちは真剣にスクリーンを見つめ、14年前の出来事を受け止めていました。
【1年生】
「(Q.津波の映像を見てどう思った?)ちょっと怖いと思った」
【5年生】
「学校とか家とかが流されている映像を見て恐ろしかった。ハザードマップを見て、逃げられるようにしておきたいと思った」
【6年生】
「まずは落ち着くことを意識して、津波のことを考えたいなと思った」
【神山小学校・防災担当 小嶋有希子 先生】
「すごく発見というか、前のめりになって聞いている子を見ると『やって意味があるんだな、伝わっているんだな』と感じた。子どもたちが震災を知らなくなってきているので、この日にあわせて、子どもたちに伝え続けていけたらなと思っている」
東日本大震災から時間が経てば経つほど、伝えることの重要性は増していきます。
最終更新日:Mon, 10 Mar 2025 18:37:23 +0900