こんにちは。加茂市役所の岡です。今回は、6月29日(日)に加茂文化会館で行われた「加茂支えあい条例」制定記念イベントの様子を振り返ります。
そもそも「加茂支えあい条例」って?
加茂支えあい条例とは、昨年12月に加茂市が制定した「障がいのある人もない人も支えあいともに生きる加茂づくり条例」の略称で、障がいを理由とした差別をなくし、それぞれが持てる力を発揮し支えあうまちを目指そう!というもの。
(条例はページ下部のリンクからご覧いただけます。)
条例制定を記念して開催されたこのイベントは午前と午後の2部構成で、第1部は条例紹介&講演会、第2部は障がいへの理解を深める体験コーナーや障がいのある人の社会参加を支援する事業所紹介ブースが設置されました。
第1部の記念講演はあの映画の原作者が講師に!
第1部はノンフィクションライターの渡辺一史さんをお招きし、『なぜ人と人は支え合うのか』をテーマに、ご講演いただきました。

渡辺一史さんによる講演
投影資料にチラッと映っているバナナのイラストを見てピンときた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は渡辺さんは『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』のタイトルで2018年に映画化された原作を手掛けた方なんです!
講演では、「人に頼ることを恐れない」「頼られたらできることをする」という意識をみんなで共有することで、加茂支えあい条例が目指す「障がいのある人もない人も共生する社会」が実現するといったお話しをしてくださいました。
第2部では障がいへの理解を深めるブースや体験コーナーも
会場内のブースはどれも手が込んでいて、一つ一つ紹介したいところですが、個人的に特に印象に残ったものを3つご紹介します。
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盲導犬コーナー
盲導犬といえば、お仕事中に第三者が触れたり声をかけたりすることは基本的にNGですが、この日は特別に直接触れ合うことができました!

なでなで
いかにも賢そうなお顔付きです。かと思いきや、ゴロンとひっくり返ってお腹を出して甘える様子も。可愛すぎます。一つ一つの指示にしっかりと従う普段の頼もしい姿も披露してくれました。
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アート展
このブースでは障がいある方が取り組んだアート作品が展示されていました。
習字、絵画、折り紙など、繊細でありながら力強さも感じられる温かい作品がずらり。

思わず立ち寄りたくなります
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メッセージツリー「支えの木」
訪問看護おはぎさんのPRブースでは、大きな木のオブジェが出現!
障がいのある方、その方たちを支える(支えたい)方などから想いを葉っぱに書いていただくというもので、ひとりひとりの優しいメッセージに心がほっこりしました。

支えの木
この他にも、会場外のキッチンカーで目の見えにくい方が注文をする際、ボランティアとして参加していた高校生がサポートする様子も見られ、私もいざという時こんな風に対応できたらいいな、と良い刺激を受けました。

注文を手伝う高校生ボランティア
おわりに
今回は加茂支えあい条例制定記念イベントの様子をご紹介しました。
障がいがあるか否かにかかわらず、お互いを思いやり理解しようとする気持ちを大切にしたいと改めて感じた一日でした。
本記事に関するお問い合わせ
加茂市役所 健康福祉課 障がい支援係(電話0256-52-0080、内線177)
加茂市HP「障がいのある人もない人も支えあいともに生きる加茂づくり条例」