

砂丘地帯が広がる新潟市西区はスイカの産地として知られていますが、実はメロンの栽培も盛ん。海外でも人気で7月9日は香港に向けた出荷作業が行われました。
【記者リポート】
「新潟市西区と言えばスイカが有名ですが、きょう出荷されるのは西区産メロン。出荷先は香港です」
9日、西区の眞田農園でトラックに積み込まれていたのは、西区産のメロン600玉です。
新潟商工会議所の打診をきっかけに、九州の地域商社を通じて2年前から香港に輸出を開始。今年は6月に輸出した分と合わせて1000玉が海を渡ります。
【新潟市農林水産部食と花の推進課販売促進室 小林慎吾 係長】
「新潟はおいしい作物が多いので、メロンを通じて新潟の食の魅力を感じてほしい」
国内では収穫から2、3日で消費者のもとにメロンが届くの対し、香港までは船便で約2週間かかるため…
【眞田農園 眞田政幸 代表取締役】
「(6月の)出荷と同時に家でもメロンを(冷蔵庫)に置いて『大丈夫だ』という保証を自分の中でも得たいと思った」
農家も船のコンテナと同じ環境を再現。品質が保たれることを確認し、自信を持って送り出していると言います。そのお味は…
【記者リポート】
「食感は少しかたいですが、しっかりとした甘さと芳醇な香りでおいしいです」
香港の人の好みに合わせ食感はあえてかために調整。去年、香港では800玉のメロンが1玉約2000円で販売され、即完売したということです。
【眞田農園 眞田政幸 代表取締役】
「早く香港について、早く香港の人に食べてほしい。(聞きたいのは)おいしいという一言」
市は輸出品目の拡大を予定していて、新潟の食の海外展開に期待が高まります。
最終更新日:Thu, 10 Jul 2025 05:00:00 +0900