綿スフ織物の製造を手がける新潟県長岡市の木豊工場が、新潟地裁長岡支部から破産手続き開始決定を受けた。
民間の信用調査会社・帝国データバンク長岡支店によると、1953年5月に設立された木豊工場は、地元長岡市および隣接する見附市の織物卸業者を得意先にドビー織生地の製造を手掛けていた。
2004年3月期には年売上高約7000万円を計上していたが、業界不振で業況が伸び悩む中、限定された営業エリアでの小規模経営により業績は低調に推移し、2025年3月期の売上高は約800万円にとどまった。
厳しい収益と財務状況のため、先行きの見通しが立たず営業継続を断念し、今回の措置となった。
負債は約1900万円が見込まれている。
最終更新日:Tue, 15 Jul 2025 11:15:11 +0900
