

建築工事を手がける新潟県上越市の匠・小山住建が、営業を停止した。今後は破産による整理を進める予定だ。
民間の信用調査会社・東京商工リサーチ新潟支社によると、1995年1月に個人経営で創業し、2005年4月に設立された匠・小山住建は、「長く親しまれる味わいと上越地方での快適な暮らしを生みだすデザイン」などをテーマに住宅設計・施工を展開。2017年3月期には売上高4億2503万円を計上していた。
その後は同業他社との競争激化、新型コロナウイルス感染症の拡大、ウッドショック、物価高騰により業績が低迷し、債務超過の状態が続いていた。資金繰りが困難となる中、物価高などにより上越地区の住宅需要に回復は見られず、事業継続を断念し、今回の事態に至った。
負債総額は約3億円に上っている。
最終更新日:Mon, 21 Jul 2025 21:00:00 +0900