学校など官公庁施設の設計・施工監理手がける一級建築士事務所が事業停止 近年は官公庁の新築案件が減少し連続赤字に 負債は約5200万円 新潟・中央区

官公庁施設などの設計・施工監理を手がける新潟市中央区の一級建築士事務所・石動建築設計事務所が事業を停止した。
NST新潟総合テレビ

官公庁施設などの設計・施工監理を手がける新潟市中央区の一級建築士事務所・石動建築設計事務所が事業を停止した。

民間の信用調査会社・帝国データバンク新潟支店によると、1974年に創業し、1976年9月に法人改組された石動建築設計事務所は、一級建築士事務所として新潟県内の学校や文化会館などの官公庁施設をはじめ、医療福祉施設の設計・施工監理など幅広く手がけ、2008年9月期には年収入高約1億524万円を計上していた。

しかし、近年は官公庁の新築案件が減少し、改修工事が主体となったほか、同業他社との競合も激化。2024年9月期の年収入高は約2300万円にまで減少し、連続赤字を計上するなど厳しい展開を強いられていた。その後も受注は回復せず、資金繰りも限界に達し、事業継続を断念した。

負債は約5200万円に上っている。

最終更新日:Fri, 15 Aug 2025 05:00:00 +0900