

全国に誇りたい新潟のグルメ。今回は料理の魅力に惹かれ、50歳でその世界に飛び込んだお母さんが作る“ハンバーググラタン”をご紹介します。
新潟市中央区の笹出線沿いにある『WineCafeぱん』。階段を上った先の店内には、数多くのワインが並びます。
自身もワインが大好きだという店主の大橋さん、一押しのメニューが〈ハンバーググラタン1590円〉です。
【WineCafeぱん 大橋八重子 店主】
「ハンバーグは大きいけど、煮込むからかわいらしくなる」
肉はジューシーさを保つため、キンキンに冷やしてからこねるのがポイント。こんがりと焼き色をつけ、肉汁を閉じ込めます。
赤ワインで仕立てた自慢のデミグラスソースで1時間煮込んだあとは、ホワイトソースとトマトソースをたっぷりとかけます。
そして、県産の旬の野菜をふんだんに使うのもこだわりです。
【WineCafeぱん 大橋八重子 店主】
「秋ナスがとてもおいしいので、たっぷり」
モッツァレラチーズを乗せてオーブンにかければ、ハンバーググラタンの完成です。
【氏田陽菜アナウンサー】
「いただきます…一瞬でなくなりました!お肉がやわらかくて、トマトソースの酸味とデミグラスソースのコクがお肉にしっかりしみこんでいます」
ごろっと入ったナスもハンバーグのおいしさを引き立てます。
サラダ・ドリンクにデザートもついて、ボリューム満点のランチ。そこには3人の子の母である大橋さんの思いが込められていました。
【WineCafeぱん 大橋八重子 店主】
「子育ての影響が大きいと思う。モリモリ食べてほしい」
進学を控えた子どもたちのため、中華料理店のホールスタッフとして働いていた時に見た光景が大橋さんの人生を大きく変えたといいます。
【WineCafeぱん 大橋八重子 店主】
「どうして、こんなにお客様が幸せそうに生き生きするんだろうというのが、私の今の店の発端。それで50歳で調理師免許を取った」
子育てをしながら試行錯誤を繰り返し、自分だけの味を探しました。
【WineCafeぱん 大橋八重子 店主】
「やりたいという思いの方が先に立つと、不思議と何も怖いものがない。『よし、やりたい、やるぞ』になる。あまり声を大にして言えないけど、大好きだからかな」
大好きなものに囲まれた大橋さんが作る料理には客の幸せを願う優しさが詰まっていました。
最終更新日:Thu, 18 Sep 2025 11:00:00 +0900