拉致被害者・横田めぐみさん まもなく61歳に…母・早紀江さん「何とも言えない思い」 次期首相には“日朝首脳会談”求める「命がけでやってほしい」

北朝鮮による拉致被害者・横田めぐみさんが10月5日で61歳となります。誕生日を前に、会見を開いた母・早紀江さんは「長い年月が過ぎ、何とも言えない思い」と胸の内を語りました。

北朝鮮による拉致被害者・横田めぐみさんが10月5日で61歳となります。誕生日を前に、会見を開いた母・早紀江さんは「長い年月が過ぎ、何とも言えない思い」と胸の内を語りました。

【横田早紀江さん】
「もうこれが好きで、好きで。本当に『これ読んで、読んで』と、これ抱えていつも…」

横田めぐみさんが大好きだったという本を抱え会見に臨んだのは、めぐみさんの母・早紀江さんです。

当時、中学1年だっためぐみさんが下校途中に北朝鮮に拉致されてまもなく48年。13歳だった少女は10月5日で61歳になります。

【横田早紀江さん】
「61歳なんて自分のことのような感じがするほど、長い年月が過ぎているような、何とも言えない思い」

2002年の日朝首脳会談以降、大きな進展が見られない中、政府に拉致被害者の救出の望みをかけ続けてきた早紀江さん。

【横田早紀江さん】
「どんなに頑張っても、どんなに訴えても『よく承知しております』『頑張っております』とおっしゃるけど、みじんも動かない」

次の総理大臣には「日朝首脳会談を開いて、北朝鮮と繰り返し話し合ってほしい」と訴えます。

【横田早紀江さん】
「やってくれるのは政府だから、そのための政治家であるので、私が国のためにと立候補なさった方々なんだから、命がけでやっていただきたい」

こう力強く話す早紀江さんも、来年2月で90歳に。帰国できていない拉致被害者の親世代としては、ただ一人となっています。

【横田早紀江さん】
「あと何年生きられるか分からないが、よく帰ってきたねと、みんなが喜びの声をあげて迎えることができたところで拉致問題が解決できると思うので、それまで頑張る」

誕生日を親子で祝えるよう…一刻も早い救出が求められます。

最終更新日:Fri, 03 Oct 2025 05:00:00 +0900