
今年4月、新潟県上越市の県営高田発電所で水を引き込む水圧管が破断した事故の原因について、県は雪解け水により周辺の地盤が不安定となっていたなどとする調査結果を公表しました。
上越市の県営高田発電所では今年4月、上流のダムから発電所に水を引き込む水圧管が破断する事故があり、周辺では土砂崩れが発生しました。
県はこの事故の原因について有識者による調査結果を公表しました。
報告書によりますと、発電所の周辺では長年にわたる雨や雪解け水の影響で地盤が弱まっていた中、今年3月下旬に高温が続きさらに大量の雪解け水が浸透。地盤が不安定となり、圧力を受けた水圧管が損傷し漏水が発生したことで、周辺の土砂が崩れ水圧管の破断に至ったということです。
県は今年度末までに、県営高田発電所の復旧の可否や、復旧する場合の手法などについて検討し取りまとめることにしています。
最終更新日:Thu, 09 Oct 2025 12:09:33 +0900