【春高バレー】新潟・男子注目校 3度目の正直で初の春高目指す“関根学園” ダブルキャプテンが引っ張る“新発田中央”

高校バレーの最高峰、春高バレーの新潟県予選・決勝ラウンドが11月1日に始まります。今回は悔しさをバネに成長し、憧れの春高の舞台を目指す男子の2校についてお伝えします。

高校バレーの最高峰、春高バレーの新潟県予選・決勝ラウンドが11月1日に始まります。今回は悔しさをバネに成長し、憧れの春高の舞台を目指す男子の2校についてお伝えします。

■3度目の正直!初の春高出場目指す“関根学園”

春の高校バレー県予選で第1シードとなったのは関根学園です。

【関根学園 チームキャプテン 松永洸晟 選手】
「挑戦者の気持ちを持って、絶対に優勝するぞという強い覚悟で臨みたい」

これまで県大会での優勝経験はなかったものの、1月の1・2年生大会、そして6月の県高校総体で頂点に。勢いそのままに狙う初の春高の舞台は学校の悲願でもあります。

【関根学園 ゲームキャプテン 竹田尊飛 選手】
「1年生でベスト4に入って、2年生で決勝に行ったが負けてしまって、そこで先輩たちに悔しい思いをさせてしまった」

去年、関根学園としては2回目となる決勝に進出しましたが、ストレート負けという結果に。

ただ、当時2年生ながらスパイカーとして活躍した竹田と下鳥が悔しさをバネに成長。今のチームの得点源となっています。

身長186cmの竹田は打点の高さを生かした力強さ、一方、中学時代は陸上部で高跳びの選手だった下鳥は機動力を生かした速い攻撃で得点を重ねるのが関根学園の攻撃の特徴です。

【関根学園 下鳥漣大 選手】
「竹田が注目されれば自分のマークが薄くなる。そこで自分がスパイクを決めれば、次は自分にマークが決まって、竹田にマークがつかなくなるので、そこはセッターと相談してコミュニケーションをとって自分たちが有利な状況で試合を進められるように意識している」

この日はなかなかトスが合わなかったものの、チーム内で話し合い意識をすりあわせます。

【関根学園 ゲームキャプテン 竹田尊飛 選手】
「リズム感だけやっておいて。ある程度同じ高さで。毎回完璧にやらなくていいから」

チーム一丸となって3度目の正直で初の春高出場を目指します。

【関根学園 ゲームキャプテン 竹田尊飛 選手】
「今まで通りのプレーをしっかり出せれば自分たちは勝てるチームだと思うので、そこを信じてやっていきたい」

■2度目の春高へ!ダブルキャプテンが引っ張る“新発田中央”

一方、夏に破れた関根学園へのリベンジに燃えるのは第2シードの新発田中央です。

【新発田中央 キャプテン 知野南望 選手】
「今年も春高予選でキャプテンを務めるので、しっかりキャプテンとリベロを両立してやっていけるように頑張りたい」

これまでは春高予選で新たに2年生のキャプテンが就任し、代替わりをしていた新発田中央でしたが、勝ちきれない年が続いていたため今年は3年の知野も続投。

2年生の太田とともに初のダブルキャプテンがチームを引っ張ります。

【新発田中央 キャプテン 太田大介 選手】
「走れ、最後まで行けって、2人」

練習からチームメイトにハードワークを要求する太田。その裏にあるのはキャプテンとしての責任感です。

【新発田中央 キャプテン 太田大介 選手】
「チームが負けたらキャプテンの責任。嫌われる覚悟で私もやっているので、チームを勝たせる。それだけだと思っている」

今年の新発田中央は大型エースがいない分、それぞれの選手の個性が生かされる高速コンビバレーが特徴です。中央からのクイックで相手のブロックを散らすことができるかが勝敗のカギを握ります。

【新発田中央 星野光祐 選手】
「自分は動くことができるミドルだと思っているので、動きの幅を使ったクイックで点を取っていきたい」

【新発田中央 今井瑶 選手】
「サイドの人たちに楽をさせてあげられるように、スパイクが求められていると思う」

今年、まだ県の頂点に立っていない挑戦者として、チーム2度目の春高の舞台を目指します。

【新発田中央 キャプテン 知野南望 選手】
「全員で点を取るためにやってきているので、しっかり全員バレーで春高予選も頑張りたい」

果たして県予選を勝ち上がるのはどのチームか…決勝は11月2日に行われます。

最終更新日:Fri, 31 Oct 2025 05:00:00 +0900