
高校バレーの最高峰、春高バレーの新潟県予選・決勝ラウンドが10月31日に始まります。今回は女子の注目校をご紹介します。
■県総体優勝!上位大会出場でパワーアップした“新発田商業”
第1シードは10年ぶりの春高出場を目指す新発田商業。
今年6月の県総体では、エース・伊藤の活躍を中心に見事、県の頂点に立ちました。
【新発田商業 伊藤萌 選手】
「県総体で優勝して、そこからインターハイとか上位大会に出て、一日一日の練習の質が上がった。それで自分たちの自信をつけてきた」
技術はもちろん、チームとしての絆も深まったといいます。
【新発田商業 澤結子 選手】
「昨年度から私たち3年生と今の2年生を主体として1・2年生チームで戦ってきたので、チームの団結力は他のチームよりも高いと思う」
去年の春高予選は惜しくも準優勝で終わった新発田商業。
チームの強みである“粘り強さ”と“明るさ”に加え、勝負のカギを握るのは3年生になった伊藤と渡邊のダブルエースです。
【新発田商業 伊藤萌 選手】
「去年は自分のスパイクや高さの部分で注目される事があったが、今年はレシーブ力を上げてきた」
よりレベルアップした幅広い技術で勝利に貢献したいと意気込む伊藤。
一方の渡邊は臨機応変なプレーが魅力の選手です。
【新発田商業 渡邊百花 選手】
「早い攻撃とオープン攻撃を使い分けて得点を重ねるところが(自分の)アピールポイント。ここで1本決めたいというときに自分が率先して点を決められるようにしたい」
さらにパワーアップした新発田商業。去年味わったあと一歩の悔しさをバネに今年は何としても春高の舞台を目指します。
■全力疾走で駆け上る!8年ぶりの春高目指す“中越”
一方、第2シードは去年の春高予選で3位、そして今年の県総体では惜しくも準優勝となった中越。
【中越 本間克敬 監督】
「(身長は)小さいながらもブロックのタイミングを合わせたり、間が空かないようにという練習は必死でやってきた。ワンタッチをしっかり取るということと持ち味であるレシーブ力・ブロックとレシーブを含めたディフェンス力をきちんと整えていくことで勝ち上がっていきたい」
工夫した攻撃が持ち味の中越が今年掲げるスローガンが、全力で取り組むという意味の『フルスロットル』。
【中越 小林璃愛 選手】
「一人一人が全力疾走で春高まで駆け上るという気持ちでやっている」
こう話すのは3年生エース・小林です。
【中越 小林璃愛 選手】
「(強みは)色んなコースにスパイクを打ち分ける事とブロックアウトだと思う」
ここぞという時に決めきる攻撃力で相手チームを圧倒したいと話します。
【中越 小林璃愛 選手】
「自分たちは3年間の中で春高に行けていない。自分たちの代は最後なので、全員でチーム全力で春高をつかみ取りたい」
これが最後の挑戦となる3年生メンバー、そんな先輩たちをプレーでしっかり支えたいと話すのは春高予選初出場の2年生・鹿野。
【中越 鹿野咲々 選手】
「緊張する部分もあるが、今までやってきたことを忘れずに、自分のプレーを出せればいい」
普段は穏やかな雰囲気ですが、コートにたったら一変。高い跳躍力を生かし、スピード感のある“ハイブリッドサーブ”を繰り出します。
【中越 鹿野咲々 選手】
「ビーチバレーをやってジャンプ力があがったと思う」
今年8月、ビーチバレーの全国大会に出場した鹿野。砂の上でのジャンプを繰り返し行ったことで、もともと強みだった跳躍力が強化されたと言います。
【中越 鹿野咲々 選手】
「自分の強味を生かして、先輩たちを絶対に春高に連れて行く」
8年ぶりの春高出場を目指し、より一層気合いの入るチーム中越。
春高出場の切符を手にするのは果たしてどのチームなのか…決勝は11月1日、小千谷市総合体育館で行われます。
最終更新日:Sat, 01 Nov 2025 10:00:00 +0900




