
新潟県胎内市の養鶏場で11月3日に発生した高病原性鳥インフルエンザの感染が疑われる事例について、4日、遺伝子検査の結果、陽性と確認されました。県内では今シーズン初めての感染確認で、約63万羽の殺処分が始まっています。
胎内市の養鶏場で3日、70羽のニワトリが死んでいるのが見つかり、簡易検査で高病原性鳥インフルエンザの陽性反応が出ていました。
県は4日、その後の遺伝子検査の結果、陽性と確認されたと発表しました。
高病原性鳥インフルエンザの感染確認は今シーズン県内で初めてで、県は4日朝、養鶏場で飼育している約63万羽の殺処分を開始。
正午までに8000羽あまりの処分が進み、完了は11月16日を見込んでいます。
また、この養鶏場から半径3km以内にある養鶏場に対し、ニワトリや卵の移動を禁止し、半径3km~10km以内にある養鶏場に対し、区域外への出荷を制限しています。
同じ養鶏場では、おととしにも鳥インフルエンザの感染が確認され、約68万羽の殺処分が行われています。
今回の63万羽の殺処分は過去3番目の規模で、県内の養鶏場で飼育されているニワトリの約1割にあたるということです。
県は国内で卵や肉を食べることで人が鳥インフルエンザに感染した事例は報告されていないとして、冷静な対応を求めています。
最終更新日:Tue, 04 Nov 2025 22:00:00 +0900




