≪新潟県内初検挙≫“長岡花火”のチケットを不正に転売した疑い 長岡市の農家の男を逮捕 県外客に正規価格の約5倍で

今年8月に新潟県長岡市で行われた長岡まつり大花火大会の観覧チケットを不正に転売した疑いで、長岡市に住む農家の男が逮捕されました。チケット不正転売禁止法違反の逮捕は県内初で、男は正規の約5倍の価格で観覧チケットを転売していたということです。
NST新潟総合テレビ

今年8月に新潟県長岡市で行われた長岡まつり大花火大会の観覧チケットを不正に転売した疑いで、長岡市に住む農家の男が逮捕されました。チケット不正転売禁止法違反の逮捕は県内初で、男は正規の約5倍の価格で観覧チケットを転売していたということです。

チケット不正転売禁止法違反の疑いで逮捕されたのは、長岡市百束町に住む農家の男(47)です。

男は今年7月下旬、2回にわたり県外在住の50代男性と20代女性に対し、興行主の同意を得ず、特定興行入場券である長岡まつり大花火大会の入場券4枚を、興行主の販売価格を大きく越える計7万2千円で不正転売した疑いが持たれています。

男が転売したチケットは、長岡市民向け先行販売の8月3日のベンチ席のもので、正規価格は1枚3500円でした。

男は正規価格の約5倍の金額で転売していて、計5万8000円の利益を得ていました。

長岡まつり大花火大会を巡っては、主催者である長岡花火財団がチケットの転売を禁止していて、長岡花火財団から「高額転売が多く見受けられる」と相談を受けた警察が捜査していました。

警察によりますと、男はチケットをインターネット上で販売していて、レターパックを使って購入者の元へ送っていたということです。

警察の調べに対し、男は「チケットを転売したことは間違いありません」と容疑を認めています。

警察はまた別の人物によるチケット転売などについても詳しく調べています。

長岡市長と長岡花火財団理事長のコメント

【長岡市長コメント 】
長岡花火財団においては、花火観覧チケットの不正転売にこれまで様々な対策を講じてきました。このたびの逮捕が不正転売行為の歯止めになることを期待しています。今後、長岡花火に込められた想いを傷つけることのな いよう、市としても引き続き財団と連携し、不正行為に対し毅然と対応していきたいと考えています。

【長岡花火財団理事長コメント 】
長岡花火チケットの不正転売による逮捕者が出たことは非常に遺憾であり残念です。不正をしない、不正に関わらないよう引き続き呼びかけていくとともに、悪質な不正転売事案については捜査機関に協力し、厳正に対処してまいります。

最終更新日:Tue, 11 Nov 2025 14:36:08 +0900