NEXCO東日本は21日、新潟県内の高速道路の冬用タイヤ装着率を発表した。小型車の4割が冬用タイヤ非装着として、ドライバーに早めのタイヤ交換を呼び掛けている。山沿いでは積雪が観測される中、北陸地方整備局と北陸信越運輸局が新潟県トラック協会を訪れ、早期の冬用タイヤへの交換やタイヤチェーンの携行などを会員各社に周知するよう要請した。
小型車の4割がタイヤ非装着
NEXCO東日本は21日、県内の高速道路の冬用タイヤ装着率の調査結果を公表した。調査は、11月17日と18日の2日間行われ、冬用タイヤ非装着率は全体で29%(小型車38%、大型車13%)となった。
NEXCO東日本はまだ冬用タイヤを装着していない場合は、冬用タイヤへの交換とチェーン携行を呼び掛けている。
県トラック協会に“早期のタイヤ交換”などを要請
一方、新潟県トラック協会を訪れた北陸地方整備局の磯野信樹道路防災調整官は「トラック協会の皆様に冬季の道路交通確保につきまして要請といいますか、お願いにあがった次第でございます」と早期のタイヤ交換やタイヤチェーンの携行を要請した。
また、磯野道路防災調整官は「大規模な車両滞留を徹底的に回避するということを基本的な考え方として冬季の道路管理にあたることにしている」と話し、大雪の際には国道と高速道路を同時に通行止めにする可能性があることについても理解を求めた。
2022年には車の立往生で大規模な車両滞留「最新情報確認を」
新潟県内では2022年に柏崎市で車の立往生により一時約800台が動けなくなる大規模な車両滞留が発生。
また、北陸地方整備局が管理する国道では、昨季合わせて52台の車が立往生。ナンバーが確認できた44台のうち、67%が北陸管内のナンバーをつけた車両だったことから、改めて低速ギアでゆっくり発進することなど雪道運転の注意点を説明した。
磯野道路防災調整官は「気象情報、それから道路情報、最新のものを確認していただければ」と一般ドライバーに対しても注意喚起したほか、早期の冬用タイヤの装着を呼びかけている。








