
新潟県の花角知事が東京電力・柏崎刈羽原発の再稼働を容認し、これまで繰り返してきた「県民の信を問う」方法として議会に諮るとの姿勢を示したことについて、県民はどのように受け止めているのでしょうか。
再稼働を容認する考えを示した花角知事。県民の受け止めは様々です。
【県民(賛成)】
「電気なしで生活できない。十分色んな検査をやっているのでいいのではないかと思う」
【県民(反対)】
「ああいう事故が起こって、またどうなるのかというところが解決していないのに、再稼働はみんなの納得が得られないと思う」
【県民(中立)】
「どちらがいいのかはわからないが、知事が決めたことは仕方なく受けざるを得ないのかなと」
県民から様々な声が上がる中、花角知事を支援する自民党県連からはその判断を評価する声が上がりました。
【自民党新潟県連 岩村良一 幹事長】
「知事の判断を真摯に受け止め、県民の安心・安全を最優先にしたこれまでの丁寧で慎重な対応を高く評価」
原発が立地する柏崎市の桜井雅浩市長は「結論のよくわからない検証などに時間をかけすぎた」と苦言を呈した上で、その決断に敬意を表しました。
【柏崎市 桜井雅浩 市長】
「私が申し上げると、心からというところは真実味がないように思えるかもしれないが、本当に心から花角知事のご決断に敬意を表するところ」
一方、市民団体は県民意識調査で県民の不安が示されているとして不満の声を上げます。
【県民ネットワーク 大賀あや子さん】
「多くの県民が再稼働への不安を表明しているにもかかわらず、このような判断が示されることに大きな怒りと失望」
また、県民の信を問う方法についても県民の意見は割れています。
【県民(反対)】
「県議会でというのは知事の意見はそうかもしれないが、私の意見は全員の意見を聞くべきだと思う。誘致以来」
様々な意見の対立があった原発。
県民の分断は避けたいと、花角知事は時間をかけて県民の意思を確認し判断を下しましたが、こうした意見の違いがどう表面化してくるのか注視する必要がありそうです。
最終更新日:Fri, 21 Nov 2025 18:52:59 +0900


