奈良・平安時代の遺跡とみられていた佐渡の中ノ内遺跡に古墳時代の遺跡も!?【新潟・佐渡市】

佐渡市にある中ノ内遺跡で23日、見学会が開かれました。これまでの調査で奈良・平安時代のものと見られていた遺跡に古墳時代の遺跡もあった可能性が浮上しています。

佐渡市にある中ノ内遺跡で23日、見学会が開かれました。これまでの調査で奈良・平安時代のものと見られていた遺跡に古墳時代の遺跡もあった可能性が浮上しています。

23日、佐渡市で行われたのは中ノ内遺跡の見学会です。

1986年に発見された中ノ内遺跡は奈良時代と平安時代の遺跡として登録されていましたが、ことし6月からの調査でさらに古墳時代の遺跡も存在している可能性が浮上しました。

古墳時代前期のものと見られる平地式建物などが見つかり建物の柱の根本部分が一部、当時の状況のまま発見されています。

23日はここで発掘された土器なども展示。訪れた人は、当時の暮らしを感じとっていました。

【訪れた人は】
「出てきた土器の薄さがすごい」

【世界遺産課 正治敏課長】
「地域の皆さんがまだ知らない価値が、文化財調査を進めることにより分かっていくということは大変意義のあることだと思う」

佐渡市は今後、発掘されたものを分析し調査報告書をとりまとめる予定です。

最終更新日:Sun, 23 Nov 2025 18:29:35 +0900