
東京電力・柏崎刈羽原発をめぐり新潟県の花角知事は11月21日、再稼働を容認する判断を示し、県議会で信を問うことを表明しました。これを受け25日、最大会派の自民党は知事の判断を信任する方針を決定、再稼働が大きく近付きました。
25日の県議会庁舎。各会派の会議室を県防災局の担当者などが回り、柏崎刈羽原発の再稼働をめぐる花角知事の判断などについて説明しました。
原発再稼働をめぐっては21日…
【花角知事】
「新潟県としては了解することとする。知事の職務を続けるべきでないと県議会が判断されるのであれば辞めたい」
花角知事は避難道路や屋内退避施設の早期の整備などを国に求めるとした上で再稼働を容認する考えを表明。
さらに、この判断について県民の意思を確認するため、12月県議会で自らの信任・不信任を仰ぐとしました。
この花角知事の判断について説明を聞いた各会派はそれぞれ対応を協議。最大会派の自民党は…
【自民党県連 岩村良一 幹事長】
「知事を信任する意思を示す方向性で、これからの対応を考えていくということで党議了承を得た」
前回、9月議会で知事が示す県民の意思確認の方法を尊重するとの決議を可決した自民党。25日の臨時党議で知事を信任する方針を全会一致で決めました。
信任を示す方法は今後検討するとしています。
【自民党県連 岩村良一 幹事長】
「色んな形が想定される、が基本的には12月22日が採決日なので。(Q.信任決議案を出す可能性も?)予想はできない」
議席の過半数を占める自民党が信任の方針を決めたことで、再稼働に向け大きく近付く中、野党は反発を強めます。
【未来にいがた 大渕健 代表】
「信の問い方、それ自体に問題がある、疑問という考え方があるので、その先の賛否だとかいうことには至らないのでは」
未来にいがたは議会に諮るという知事の“信の問い方”を追及する構えで、また再稼働に反対の立場のリベラル新潟は不信任決議案の提出も含め対応を考えるとしています。
【リベラル新潟 小泉勝 幹事長】
「最終局面であなた方が決めてくださいみたいな、その議会に丸投げは非常に無責任だと思う。我々が不信任出すのか、出さないのか」
注目の12月県議会は12月2日に開会します。
最終更新日:Tue, 25 Nov 2025 22:00:00 +0900



