負債額は約2億2000万円…地元特産の織物を主体とした呉服の卸業務を手がける業者が破産 小規模でマンパワーも乏しく 新潟・十日町市

織物の卸を手がける新潟県十日町市の小林商事が新潟地裁長岡支部より破産開始の決定を受けたことが分かった。
NST新潟総合テレビ

織物の卸を手がける新潟県十日町市の小林商事が新潟地裁長岡支部より破産開始の決定を受けたことが分かった。

民間の信用調査会社・帝国データバンク長岡支店によると、1998年4月に創業し、1999年1月に法人改組された小林商事は、新潟県十日町産の織物を主体とする呉服の卸、買継業務を手がけてきた。関東圏、中京圏などの呉服小売業者を得意先に、2011年5月期には年売上高約5億3459万円を計上していた。

しかし、繊維業界全体が低迷する中、小規模でマンパワーも乏しく、2025年6月期の年売上高は約1億3000万円にまで落ち込むなど、低調な収益状況となっていた。厳しい業況を余儀なくされる中、先行きの見通しが立たないことから事業継続を断念した。

負債は約2億2000万円に上っている。

最終更新日:Wed, 03 Dec 2025 11:00:00 +0900