
11月30日までの1週間に新潟県内の指定された医療機関で報告されたインフルエンザの感染者数は1医療機関当たり57.84人で前の週から増えました。依然、国の示す警報基準を大きく上回っています。
特に学校や児童福祉施設での集団感染が多く、報告された感染者のうち半数近くが5歳~14歳までの子どもでした。
県によりますと、12月4日時点で小中学校2校が臨時閉校し、学級閉鎖は111クラスに上りました。
感染が広がっている背景にあるのが、インフルエンザの新たな変異株“サブクレードK”です。
免疫を持っている人が少なく全国で猛威をふるっていますが、専門家はこれまで同様にワクチン接種の重要性を指摘します。
【みらいクリニック南笹口 岡島正明 院長】
「従来の流行株よりは効きが悪いというふうに報告されているが、乳幼児や高齢者の入院(率)を下げるという報告が出ているので、一定の打つ意義はあるのではないか」
また、県はマスクの着用や換気を行うほか、発熱やせきなどの症状がある場合は外出を控えることなど基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。
最終更新日:Fri, 05 Dec 2025 22:00:00 +0900



